なぜ今、どんな仕事でも「マーケティング」が武器になるのか?
「マーケティングって何?自分には関係あるのかな?」
これは、僕が学び始める前に本気で感じていたことです。
広告を作る人や、商品開発のプロなどすごく難しい世界の話のように思っていました。
でも、マーケティングを学ぶ中で、あることに気づいたんです。
「これって、仕事でも日常でも、めちゃくちゃ使える考え方じゃないか?」
たとえば、こんな場面を想像してみてください。
- 上司に新しい提案を通したいとき
- チームメンバーにプロジェクトの必要性を伝えるとき
- お客様にサービスの魅力をわかりやすく伝えるとき
このどれもが「相手に価値を伝え、行動を促す」行為ですよね。
まさにマーケティングそのものなんです。
現代のビジネスでは、「ただ良いモノを作る」だけでは不十分です。
大切なのは、「相手が求めているものを理解し、それに応える形で届ける」こと。
そのための思考法・スキルが、まさにマーケティングなのです。
他業種でも活きる「マーケ思考」の例
- 営業職なら、お客様の課題を深掘りして提案する力に
- 接客業なら、顧客とのコミュニケーションの質向上に
- 人事なら、社内に伝えたい価値を「どう伝えるか」に応用できる
つまり、マーケティングとは、「ただ売り込む技術」ではなく、「相手が自然と行動できるように導く“仕組みづくり”の技術」なんです。
私自身はWebオペレーターの時にこのスキルを学び始めましたが、今ではチーム内の伝達、社内提案、メール配信、資料作成などあらゆるシーンで役立っています。
「学んでよかった」と、心から感じる場面が日々増えています。
マーケティングは特別な人のためのスキルではありません。
すべての仕事に通じる“共通言語”です。
まずはその第一歩として、「自分の仕事にどう活かせるか」を想像しながら、読み進めてみてくださいね。
未経験からでも身につけやすいマーケティングの3つの基本スキル
マーケティングと聞くと、専門的な知識やスキルが必要だと思われがちですが、実は身近に存在していて未経験でも身につけやすいスキルがたくさんあります。
ここでは、どんな業種の人でも「明日から使える」マーケティングの基本スキルを3つご紹介します。
1. リサーチ力|相手を知る力
マーケティングは、「どうやって売るか?」よりも「誰に、なぜ届けるのか?」から始まります。
そのために欠かせないのが、リサーチ力=相手を深く理解する力です。
✔ お客様が何を求めているのか
✔ 社内の上司がどんな提案にYESを出すのか
✔ 競合がどんな戦略で動いているのか
こうした情報を集め、相手の立場で考えることが、すべての仕事で活かせる“マーケティングの第一歩”です。
💡「伝え方」は、“誰に”を知らなければ始まりません。
2. 伝える力|言葉と見せ方を工夫する力
マーケティングでは、「何を言うか」よりも「伝わっているか」が非常に重要です。
これはコピーライティングにも通じる考え方で、
- SNSの投稿
- プレゼン資料のタイトル
- サービスの説明文
など、あらゆるシーンで使われています。
たとえば、同じ内容でも
「簡単3分でできる」
「たったこれだけで成果が出る」
という言い回しの工夫で、相手の反応はまったく変わります。
💡伝わるための工夫=相手に“選ばれる”ための技術なんです。
3. 改善力|小さく試して、少しずつよくする力
マーケティングでは、「完璧な戦略を一発で当てる」ことよりも、
小さく試して、反応を見ながら調整することが重視されます。
これはビジネス全般において非常に大事な考え方で、
- SNSの投稿で反応を見てみる
- 提案資料の言い回しを変えてみる
- 自分なりにA案・B案を比べてみる
といったことを繰り返すうちに、伝わり方や成果が少しずつ変わってきます。
💡「とりあえずやってみる → 振り返って改善する」この思考こそ、未経験からマーケを学ぶ最大の武器です。
これら3つのスキルは、決して“特別な人”のためのものではありません。
リサーチ、伝わるための工夫、改善、どれも、日々の業務の中で自然と使えるスキルです。
そして何より、経験よりも「意識」次第で磨ける力。
マーケティングを学ぶというのは、難しい理論を覚えることではなく、
「相手の気持ちに寄り添い、よりよく伝える力」を育てることが第1歩なのです。
他業種からでも始めやすい!N@k1chi流・学び方3ステップ
マーケティングって、なんだか難しそう…。
そう思っていた私でも、今では実務で活かせるスキルとして使えるようになりました。
そのカギは、「読みやすいものや見やすいから始めて、実際にやってみる」というステップを踏んだこと。
未経験でも、以下の3ステップで着実にマーケティングの“考え方”と“使い方”が身につきます。
ステップ1|気軽に“読む”
まずは、本からスタートしてみましょう。
といっても、専門書を最初から読む必要はありません。初心者にもわかりやすく、イメージがつかみやすい本から入るのがコツです。
おすすめ本(初心者向け)
- 『ドリルを売るには穴を売れ』
→ 「モノ」ではなく「価値」を売るとはどういうことか?マーケティングの本質を知るならこれ! - 『沈黙のWebマーケティング』
→ 物語形式でSEOやコンテンツ作りが学べる名著。実務にもつながる知識が満載です。 - 『マンガでわかるWebマーケティング』
→ ストーリー仕立て+図解で、Webマーケティングの全体像がスッと入ってくる一冊。
→ Web広告、SNS活用、コンテンツマーケなどの基本がマンガで楽しく理解できます。
「読み物としておもしろい」からこそ、気負わず続けられる。これが最初のステップです。
ステップ2|無料で“見る”
本に慣れてきたら、動画や音声でも学びの幅を広げてみましょう。
📺 おすすめ学習法
- YouTube:「マーケティング 入門」や「未経験 マーケター」などで検索
- Voicy・Podcast:マーケターが語る“リアルな現場の話”が耳から学べる
スキマ時間に「ながら学習」ができるのが動画・音声の良いところ。
私自身、通勤中や家事の合間に耳から学んで、意外な気づきを得たことも多々あります。

とくにおすすめのYouTube動画を紹介致します!
ステップ3|小さく“やってみる”
学んだ知識は、“アウトプット”してこそ自分のものになります。
最初はうまくいかなくて当然。でも、実際にやってみると見える景色が変わります。
✅ できる範囲でやってみる例
- 架空の商品を考えて、「誰に」「どんな価値を」「どう伝えるか」を書き出してみる
- SNSやブログで、自分なりにマーケティング視点の投稿をしてみる
- 勤務先で「ちょっとだけマーケ視点を取り入れる」提案をしてみる(例:タイトルの言い回しを変える、チラシの順番を工夫する など)
僕も最初はSNS投稿の“タイトルの工夫”から始めました。
小さな実験を繰り返すことで、学びがどんどん実践に結びついていきます。
「読んで」「見て」「やってみる」──この3ステップを繰り返すことで、未経験でも自然とマーケティングの“思考のクセ”が身についていきます。
N@k1chiのリアル体験:こうやってマーケティング出会った
Web業界に転職して間もないときに、Web関連の学習をするために書店に通い、書籍を立ち読みしておりました。そこで「マーケティング」という言葉が使われた書籍が多いことに気づき、
「マーケティングって何?なんだか難しそう。。」
私が学び始めたとき、正直そう思っていました。
興味本位で他の「マーケティング」の活字の書籍を手に取るも、難しくて理解ができませんでした。そんな時に出会った書籍が『マンガでわかるWebマーケティング』でした。
マーケティングの面白さに気づいた瞬間
当時はwebオペレーターとして仕事をしていたので、Web関連でかつ、マーケティング、おまけにマンガということもあり、手に取りやすかったです。
専門用語ばかりの本は避けたいと思っていた私にとって、
ストーリー形式+イラストで学べるこの本は、まさに“学びの入り口”としてぴったりでした。
- 「検索からどうお客様がたどり着くのか」
- 「どうすれば“選ばれる”ホームページになるのか」
- 「ただ集客するだけではなく、本来の目的を達成するためにはどうするか」
この本によって現在行っている業務が本来の目的を達成するためにどのように伝えていくことが最適なのかを意識するようになり、「これって、今の仕事にも使える!」と実感しました。
そこからは、自分の現場で“本来の目的とは?”と考えながら仕事に取り組むようになりました。
- Webサイトの編集でもこの目的達成のためにより伝わるように変更することを意識するようになる。
- メール配信でもどのようなユーザーがターゲットで、この目的達成のために配信を行い、どうしたらもっと良さが伝わるかを意識するようになる。
- 企画を提案する際にも目的を明確にすることと「相手目線のメリット」を前面に出すことで伝わりやすさを重視するようになる。
本来の目的を意識する中でどのようにしたらより伝わるかを意識したことで、そこで得た知識を提案したことで上司からも一目置かれ、信頼してもらえる関係を築くことができました。マーケティングは単なる知識ではなく、“仕事に活かせる武器”だと実感しました。
そしてそれは、未経験でも、他業種でも、“行動”さえすれば必ず身につくスキルだということです。
マーケティングを学ぶことで、私自身も「仕事の幅」「視野」「自信」が広がりました。
だからこそ、この記事を読んでいるあなたにも伝えたいんです。
小さな一歩で、未来は大きく変わります。
まとめ:マーケティングは“売る”ためだけじゃない、“行動に導くための仕組み”の技術
マーケティングと聞くと、「ただ売るためのテクニック」「広告の世界」
そんなイメージが先行しがちです。
でも実際は、「相手を理解して、価値を正しく伝えることで行動に導くための仕組み」の技術。
つまり、営業・教育・企画・人事…どんな仕事にも必要な技術なのです。
この記事でご紹介したように、マーケティングの本質はとてもシンプル。
✅ 相手を知る(リサーチ)
✅ 言葉や見せ方を工夫する(伝える力)
✅ 小さく試して改善する(実践と仮説思考)
これらは、経験や専門知識よりも、「やってみよう」という意識と行動」が何より大事です。
私自身も未経験からスタートし、小さな一歩ずつ積み重ねてきました。
そして今、マーケティングは仕事の中核を支える“強力な味方”になっています。
マーケティングとは、誰かを無理に動かすものではなく、自分の思いや価値を、必要としている人に自然と届くように導く技術です。
その力を少しずつでも身につけていけば、あなたの仕事もキャリアも、きっと大きく変わっていきます。
まずは、「本を1冊読んでみる」「SNSに1つ投稿してみる」など、できることから始めてみてください。
完璧じゃなくていい。うまくいかなくてもいい。
その行動の中に、必ず“マーケティングの力”が眠っています。
さあ、マーケティングの世界へ小さな一歩を踏み出してみましょう。