「その人の口癖には、その人の考え方が表れる。」
私はこの言葉は本当だと思っています。
振り返ってみると、私にも昔から繰り返し使っている言葉があります。
それは意識して使っているものもあれば、気づいたら自然と口にしているものもあります。
そして不思議なことに、その言葉たちは私が人生の選択をするときや、苦しい時期を乗り越えるときにいつも支えてくれていました。
高校・大学では陸上競技に打ち込み、社会人になってからはアパレル業界、Web制作会社、そして現在はデジタルマーケティングの仕事に携わっています。
決して順風満帆だったわけではありません。
思うような結果が出なかったこともありますし、休職を経験したこともあります。
それでも、なんとか前を向いて歩いてこられたのは、自分を支えてくれた「言葉」の存在があったからだと思っています。
もちろん、口癖を変えたから人生が劇的に変わるわけではありません。
ですが、言葉が変わると考え方が変わります。
考え方が変わると行動が変わります。
そして行動が変わると、出会う人や見える景色も少しずつ変わっていきます。
今回は、そんな私の人生を支えてくれた5つの口癖をご紹介したいと思います。
もしかすると、今何かに悩んでいる方や、一歩踏み出そうとしている方の参考になるかもしれません。
それでは最初の口癖からお話ししていきます。
「なんとかなる」
私の人生を支えてくれた口癖を一つ挙げるとしたら、間違いなく「なんとかなる」です。
この言葉を初めて意識したのは、妻の存在が大きかったと思います。
私は昔から心配性な性格でした。
何か新しいことに挑戦するときも、「失敗したらどうしよう」「うまくいかなかったらどうしよう」と先のことを考えてしまいます。
もちろん慎重さは大切ですが、考えすぎて動けなくなってしまうこともありました。
そんな私とは対照的に、妻はよくこう言います。
「大丈夫だよ。なんとかなるって。」
最初は根拠もなくそんなことを言って大丈夫なのだろうかと思っていました。
ですが、振り返ると妻がそう言った出来事は、本当に何とかなってきたのです。
特に印象に残っているのが、休職を経験した後の転職活動でした。
当時の私は不安でいっぱいでした。
「次の会社でも合わなかったらどうしよう」
「また同じことを繰り返したらどうしよう」
そんなことばかり考えていました。
ですが、妻だけは不思議なくらい落ち着いていて、
「今回は大丈夫だね」
と言っていました。
なぜそう思うのか聞いても、
「なんとなく」
という答えでした。
当時は半信半疑でしたが、結果として私は今の会社に出会い、多くの経験を積ませていただくことになります。
マーケティングという仕事に本気で向き合うことができたのも、現在の会社だったからこそです。
もちろん仕事だけではありません。
人生には自分ではどうすることもできないことがたくさんあります。
どれだけ準備をしても想定外の出来事は起こりますし、努力したからといって必ず結果が出るわけでもありません。
だからこそ私は最近、「できる準備はする。でも最後はなんとかなる。」という考え方を大切にしています。
これは決して無責任な楽観主義ではありません。
やるべきことをやった上で、自分ではコントロールできないことまで抱え込まないということです。
不思議なもので、「なんとかなる」と思えると肩の力が抜けます。
肩の力が抜けると視野が広がります。
視野が広がると、新しいアイデアや出会いが生まれます。
実際、私の人生で大きな転機になった出来事の多くは、計画通りに起きたものではありませんでした。
駅伝との出会いも、マーケティングとの出会いも、副業や人とのご縁も、振り返れば予想していなかったことばかりです。
人生は思い通りにはならない。
でも、思っている以上に面白い方向へ進むことがある。
だから今日も私は、「なんとかなる」と言いながら前に進んでいます。
「無駄なことはない」
私が昔から大切にしている言葉があります。
それは、
「無駄なことはない」
という言葉です。
正確に言うと、最近は
「無駄なことはない。無駄にするかどうかは自分次第。」
と考えるようになりました。
人生を振り返ると、当時は意味が分からなかった経験が後になってつながることが何度もありました。
高校・大学時代は陸上競技に打ち込んでいました。
毎日走り続け、結果を求めて努力する日々です。
当時は「社会人になっても役立つ」とは思っていませんでした。
ですが今振り返ると、目標から逆算して行動する力や、地道に積み上げる習慣は、今の仕事そのものです。
マーケティングの仕事では、
「目標を達成するために何が必要か」
を考え続けます。
売上目標から必要な申込数を算出し、必要なリード数を算出し、必要な広告費を計算する。
その考え方は、駅伝や長距離競技で培った考え方と非常によく似ています。
社会人になってからはアパレル業界に入りました。
当時は接客や店舗運営に必死でした。
ですが、その経験も今になって役立っています。
なぜならマーケティングは数字だけを見ていても成果は出ないからです。
お客様が何を求めているのか。
なぜ購入するのか。
何に悩み、何を期待しているのか。
アパレル時代に何千人というお客様と接した経験は、今の顧客理解につながっています。
その後、Web制作の仕事にも携わりました。
当時はホームページ制作やディレクションを学びましたが、これも現在の仕事に直結しています。
広告だけ理解していても成果は出ません。
サイト制作だけ理解していても成果は出ません。
だからこそ、制作・集客・分析を横断して考えられることが今の強みになっています。
もし陸上だけしか経験していなかったら。
もしアパレルだけしか経験していなかったら。
もし制作会社だけしか経験していなかったら。
今の私は存在しなかったと思います。
その時々では遠回りに見えた経験も、振り返ればすべて必要な経験でした。
だから私は、何かに挑戦して失敗したとしても、
「この経験はいつかどこかで役に立つ」
と思うようにしています。
もちろん、その瞬間は悔しいですし落ち込むこともあります。
ですが人生は点ではなく線です。
今は意味が分からなくても、数年後につながることがあります。
だから私は、できるだけ多くの経験をしてみたいと思っています。
成功も失敗も含めて、自分の人生の材料になるからです。
そして振り返ったときに、
「あの経験があったから今がある」
と言える人生にしたいと思っています。
だから今日も私は、
「無駄なことはない」
と言いながら、新しい挑戦を続けています。

よく色々の行事などで「この時間が無駄!」という方もいますが、非常にもったいないです!この時間なんとか有益な時間に変えようと思えば変えられます!活かすも殺すも自分次第です。
「おもしろい」
私がよく使う口癖の一つに、
「おもしろい」
があります。
もちろん楽しい出来事に対して使うこともあります。
ですが、私の場合はそれだけではありません。
むしろ困ったことや予想外の出来事が起きた時ほど、この言葉を使っている気がします。
昔の私は、うまくいかないことがあると落ち込んだり、不満を抱えたりすることが多くありました。
なぜ思い通りにならないのだろう。
なぜこんなことが起きるのだろう。
そんなことを考えていました。
ですが、ある時から考え方が変わりました。
人生は自分の思い通りにならないことの方が多い。
だったら、その出来事の中から何か学べることを探した方が得ではないか。
そう思うようになったのです。
すると不思議なことに、以前ならストレスに感じていたことも、
「これはおもしろい経験だな」
と思えるようになりました。
例えば仕事でもそうです。
数字が伸びない。
組織がうまく機能しない。
予想外の問題が発生する。
もちろん大変です。
ですが、マーケティングの仕事が好きな理由の一つは、正解がないことです。
仮説を立てて試す。
失敗したら改善する。
また試してみる。
まるでゲームのように攻略していく感覚があります。
だから問題が発生した時も、
「さて、どう攻略しようか。」
と考えてしまいます。
交流会などに参加した時も同じです。
さまざまな考え方を持つ人と出会います。
価値観が違う人もいます。
時には驚くような話を聞くこともあります。
ですが、それも含めて私はおもしろいと思っています。
なぜなら、自分一人では見えない世界を知ることができるからです。
振り返ると、人生の転機はいつも「おもしろそう」という感情から始まっていました。
駅伝もそうでした。
マーケティングもそうでした。
副業への挑戦もそうでした。
結果がどうなるかは分からない。
成功する保証もない。
それでも、
「なんだかおもしろそうだな。」
と思った方向に進んできました。
もちろん、すべてが成功したわけではありません。
失敗したこともたくさんあります。
ですが、その失敗ですら今では笑い話になっています。
そう考えると、人生で起きる出来事の多くはネタになるのかもしれません。
うまくいったら経験になる。失敗しても学びになる。
どちらに転んでも得るものがある。
だから私は、できるだけ好奇心を大切にしたいと思っています。
人生は一度きりです。
同じ出来事でも、「最悪だ」と思うか、「おもしろい」と思うかで見える景色は大きく変わります。
だから今日も私は、
「おもしろい」
と言いながら、新しい出来事を楽しんでいます。
「ありがとう」
私が日常で最も多く使っている言葉は、おそらく
「ありがとう」
です。
改めて考えてみると、人生で大切な出来事のほとんどは、自分一人では成し遂げられませんでした。
陸上競技を続けられたのも、支えてくれた家族や仲間がいたからです。
仕事で成果を出せたのも、一緒に働くメンバーや上司、お客様がいたからです。
そして今こうして記事を書いているのも、読んでくださる方がいるからこそです。
当たり前のことですが、人は一人では生きていけません。
だからこそ私は、感謝を言葉にすることを大切にしています。
もちろん昔からできていたわけではありません。
若い頃は、自分の努力ばかりに目が向いていたこともありました。
「自分が頑張ったから結果が出た」
そう思っていた時期もあります。
ですが年齢を重ねるにつれて、それが間違いだったことに気づきました。
どんな成果にも、自分以外の誰かの支えがあります。
仕事で成果が出たとしても、それは一緒に取り組んでくれた人がいるからです。
新しい知識を学べたとしても、それを教えてくれた人がいるからです。
挑戦できる環境があるのも、支えてくれる家族がいるからです。
そう考えるようになってから、「ありがとう」を自然と口にするようになりました。
すると不思議なことが起こります。
感謝を伝えることで、人との関係が少しずつ良くなっていくのです。
もちろん感謝は見返りを求めるものではありません。
ですが、感謝の言葉は相手の心を温かくします。
そして、その温かさは巡り巡って自分にも返ってきます。
私自身、これまでたくさんの方に助けていただきました。
仕事で悩んでいた時に声をかけてくださった方。
新しい視点を教えてくださった方。
失敗した時に励ましてくださった方。
振り返ると、本当に多くの人とのご縁に支えられてきました。
だから私は、自分が受け取ったものを次の誰かに渡していきたいと思っています。
知識でもいい。
経験でもいい。
ちょっとしたアドバイスでもいい。
誰かの役に立てることがあるなら、自分が受け取った恩を少しずつ返していきたい。
そんな気持ちで日々を過ごしています。
感謝は特別なことではありません。
むしろ身近なところにたくさんあります。
家族がいること。
仕事があること。
健康でいられること。
今日も一日を過ごせること。
当たり前に見えるものほど、本当はありがたいものなのかもしれません。
だから今日も私は、
「ありがとう」
という言葉を大切にしながら生きています。
「ま、いいか」
最後にご紹介するのは、
「ま、いいか」
という口癖です。
ここまで読んでいただいた方は気づいているかもしれませんが、私はどちらかというと真面目な性格です。
仕事でも責任を感じやすいですし、何か問題が起きると、
「もっと良いやり方があったのではないか」
「自分にできることがあったのではないか」
と考えてしまいます。
向上心があることは良いことです。
ですが、その一方で、自分を追い込み過ぎてしまうこともあります。
特に過去の私は、失敗を必要以上に引きずることがありました。
終わった出来事を何度も振り返り、
「あの時こうしていれば良かった」
と考えてしまうのです。
ですが、ある時気づきました。
どれだけ考えても、過去は変えられないということに。
もちろん反省は必要です。
改善も必要です。
ですが、反省と後悔は違います。
次に活かすために振り返ることは大切ですが、自分を責め続けても前には進めません。
そんな時に自分を助けてくれたのが、
「ま、いいか」
という言葉でした。
もちろん、投げやりな意味ではありません。
やるべきことをやった。
できる限りの努力もした。
その上で結果が思い通りにならなかったのであれば、
「ま、いいか。次に活かそう。」
と考えるのです。
実際、私の人生で良い結果が出た時を振り返ると、不思議と力が抜けていた時が多い気がします。
逆に、
「絶対に成功しなければならない」
「失敗してはいけない」
と思い詰めている時ほど空回りしていました。
陸上競技でもそうでした。
仕事でもそうでした。
肩に力が入り過ぎると、本来の力を発揮できないのです。
だから最近は、結果だけに執着しないようにしています。
目標に向かって全力で取り組む。
でも結果は結果として受け止める。
うまくいったら感謝する。
うまくいかなくても学びを得る。
そしてまた前に進む。
人生は長距離走に似ていると思います。
短距離走のように常に全力疾走はできません。
時には立ち止まることもあります。
遠回りすることもあります。
思ったように進まないこともあります。
それでも走り続けることが大切です。
だから私は、完璧を目指しながらも完璧を求め過ぎないようにしています。
自分にも少し優しくなる。
そして肩の力を抜いて、また一歩進む。
そんな時に私を支えてくれるのが、
「ま、いいか」
という言葉です。
人生は思い通りにならないこともあります。
でも、それでいい。
また明日があるのだから。
だから今日も私は、
「ま、いいか」
と笑いながら前に進んでいます。
まとめ|言葉が変わると考え方が変わる
ここまで、私の人生を支えてくれた5つの口癖をご紹介してきました。
- なんとかなる
- 無駄なことはない
- おもしろい
- ありがとう
- ま、いいか
こうして並べてみると、どれも特別な言葉ではありません。
誰もが一度は聞いたことがあるような、ありふれた言葉ばかりです。
ですが、不思議なことに言葉には力があります。
私たちは毎日、自分自身に対して言葉をかけています。
「どうせ無理だ。」
「自分にはできない。」
そう考えることもあるでしょう。
もちろん私にもあります。
ですが、そんな時に少しだけ言葉を変えてみる。
「なんとかなる。」
「無駄なことはない。」
そう考えてみる。
すると見える景色が少し変わります。
考え方が変わると行動が変わります。
行動が変わると出会う人が変わります。
そして、その積み重ねが人生を少しずつ変えていくのだと思います。
振り返ると、私の人生も決して順風満帆ではありませんでした。
思うように結果が出なかったこともあります。
失敗したこともあります。
休職を経験したこともあります。
それでも今こうして前を向いて歩いていられるのは、自分を支えてくれる言葉があったからかもしれません。
もちろん、言葉だけで人生が変わるわけではありません。
大切なのは行動です。
ですが、その行動のきっかけになるのが言葉だと私は思っています。
もしこの記事を読んでくださった方が、
「この言葉、ちょっといいな。」
と思うものがあれば、ぜひ使ってみてください。
そして皆さんにも、人生を支えてくれる大切な口癖があるかもしれません。
最後に、私が最も好きな言葉をお伝えして終わりにしたいと思います。
人生は思い通りにならないこともあります。
でも、思っている以上に面白い方向へ進むことがあります。
だから今日も私は、
「なんとかなる」
と言いながら、一歩ずつ前へ進んでいこうと思います。

