私は決して意思が強い人間ではありません。
それでも振り返ると、
・高校・大学で陸上競技を継続
・自重トレーニングを10ヶ月以上継続
・ブログを40記事以上執筆
・上級ウェブ解析士取得
・上級ウェブ広告マネージャー取得
など、小さな積み重ねを続けてきました。
以前の私は、「継続できる人は才能がある人」だと思っていました。
しかし、これまでの人生を振り返ってみると、そうではなかったように思います。
高校時代に陸上競技へ打ち込み、全国駅伝を目指していた頃も、デジタルマーケティングの責任者として急成長を求められた時も、特別な才能があったわけではありません。
ただ、その環境の中で行動し続けていただけでした。
そして今になって気づいたのです。
継続できる人は才能があるのではなく、続けられる仕組みを持っているのだと。
この記事では、私自身の経験を振り返りながら、「なぜ続けられるようになったのか」をお伝えしたいと思います。
人生は習慣でできている
私たちは毎日たくさんの意思決定をしているように見えます。
しかし実際には、その多くが無意識のうちに行われています。
朝起きる。
歯を磨く。
通勤する。
スマートフォンを開く。
これらを一つひとつ考えながら行っている人はほとんどいないでしょう。
つまり、私たちの日常の大半は「習慣」によって動いているのです。
私は以前、「継続できる人は意思が強い人」だと思っていました。
しかし、自分自身の経験を振り返ると、そうではありませんでした。
高校・大学時代の陸上競技。
社会人になってからの資格勉強。
現在続けているブログや学習習慣。
どれも毎日「今日はやろうかな、やめようかな」と考えていたわけではありません。
気づけば自然と行動していました。
もちろん最初からそうだったわけではありません。
最初は意識して行動していたことも、繰り返していくうちに当たり前になり、やがて習慣へと変わっていったのです。
そして今だからこそ思います。
人生を変えるのは、一度の大きな決断ではありません。
毎日繰り返している小さな行動の積み重ねです。
もし人生を変えたいと思うなら、気合いや根性を増やすよりも、自分がどんな習慣を繰り返しているかを見直す方が効果的かもしれません。
なぜなら、私たちの人生は習慣によってつくられているからです。
継続できる人は意志が強いのではなく環境が違う
私は長い間、「継続できる人は意志が強い人」だと思っていました。
しかし、自分の人生を振り返ると違うことに気づきました。
高校時代、私は県内でもトップレベルの陸上競技部に所属していました。
そこでは全国高校駅伝への出場が目標であり、日々の練習も高いレベルが求められていました。
周囲を見れば、朝から走ることも、厳しい練習をこなすことも当たり前。
誰か一人だけが特別努力しているわけではなく、その環境にいる全員が同じ方向を向いていました。
当時の私は、自分が意志の力で頑張っていると思っていました。
しかし今振り返ると、そうではありません。
練習することが当たり前の環境に身を置いていたからこそ、自然と継続できていたのです。
これは社会人になってからも同じでした。
私がデジタルマーケティング課のリーダーを任されたとき、正直なところ、今持っている知識やスキルが最初からあったわけではありません。
広告運用、アクセス解析、KPI設計、CRM施策など、学ばなければならないことは山ほどありました。
それでも身についたのは、「やらなければならない環境」にいたからです。
誰かが代わりにやってくれるわけではない。
成果を出すためには学ぶしかない。
そんな状況だったからこそ、自分でも驚くほど成長することができました。
人は思っている以上に環境の影響を受けます。
逆に言えば、意志の力だけで頑張ろうとしても限界があります。
もし何かを習慣化したいのであれば、自分を責める前に環境を見直してみてください。
人は環境に適応する生き物です。
良い習慣を身につけたいなら、自分を変えようとするよりも、良い環境に身を置く方がずっと効果的なのです。
脳は正しさではなく快楽で動いている
習慣化について学ぶ中で、私が特に印象に残った考え方があります。
それは、
「脳は正しさではなく快楽で動く」
ということです。
私たちはつい、
「身体に良いから運動しよう」
「将来のために勉強しよう」
と考えがちです。
もちろん間違いではありません。
しかし、脳はそれほど合理的にはできていません。
どれだけ正しいことでも、苦痛ばかりが続けば継続することは難しくなります。
反対に、小さな楽しみや達成感があれば続きやすくなります。
例えば私の場合、筋トレをした日は好きなパンを食べることがあります。
また、カフェに行くと自然と勉強や情報収集をしたくなります。
これは意志の力というより、「行動」と「気持ち良さ」が結び付いている状態です。
人は快適な体験を繰り返したくなる生き物です。
だからこそ、習慣化したい行動には小さなご褒美を用意することが大切です。
大げさなものである必要はありません。
好きな飲み物を飲む。
お気に入りの場所で作業する。
達成したらカレンダーに印を付ける。
それだけでも十分です。
私自身、学生時代の陸上でも社会人になってからの学習でも、「やらなければならない」だけでは続かなかったと思います。
今日も練習できた。
今日も学べた。
今日も前に進めた。
そんな小さな満足感があったからこそ続けることができました。
習慣化のコツは、自分を追い込むことではありません。
続けたくなる仕組みを作ることです。
脳の仕組みを味方につけることで、習慣はぐっと続けやすくなるのです。
やる気を待たない。まず動く
以前の私は、「やる気が出たらやろう」と考えていました。
しかし、習慣について学び、自分自身を振り返る中で気づいたことがあります。
それは、
やる気 → 行動
ではなく、
行動 → やる気
だということです。
人はやる気が出たから動くのではなく、動き始めることでやる気が出てくるのです。
心理学では「作業興奮」と呼ばれる考え方があります。
最初は面倒だと思っていても、一度作業を始めると脳が活性化し、徐々に集中力や意欲が高まっていく現象です。
振り返ってみると、私自身もこの仕組みを何度も経験してきました。
例えばブログ執筆です。
仕事を終えて帰宅した後、「今日は疲れているからやめておこうかな」と思う日もあります。
しかし、とりあえずパソコンを開いてみる。
管理画面を確認する。
メモを見返してみる。
すると不思議なことに、そのまま記事を書き始めていることがよくあります。
最初から「今日は2,000文字書くぞ!」と思っているわけではありません。
ただ、最初の一歩を踏み出した結果、自然と行動が続いていくのです。
これは学生時代の陸上も同じでした。
自主練習を始める前は面倒に感じることもありました。
それでもグラウンドに行き、走り始めると身体が動き出し、気づけば予定していたメニューを終えていました。
大切なのは、やる気を待たないことです。
まずは小さく始める。
パソコンを開くだけでもいい。
本を1ページ読むだけでもいい。
5分だけやってみるでもいい。
行動を始めるハードルを下げることで、脳は自然と動き出します。
私が継続できるようになった理由の一つは、この「まず動く」を繰り返してきたからなのだと思います。
小さな達成感が人を変える
私が習慣について考える中で、最も大切だと感じていることがあります。
それは、小さな達成感を積み重ねることです。
多くの人は、「結果が出たら続けられる」と思っています。
しかし実際は逆なのかもしれません。
小さな達成感があるから続けられる。
そして続けた結果として、大きな成果につながるのです。
高校時代の陸上競技を振り返ると、それを強く感じます。
自主練習を1回やっただけで記録が大きく伸びるわけではありません。
それでも、
今日も走れた。
今日も補強ができた。
今日も練習を積み重ねられた。
そんな小さな満足感がありました。
私が好きな考え方の一つに、「毎日1%成長する」というものがあります。
1日だけ見れば、1%の変化など誤差のようなものです。
しかし、その小さな変化を積み重ねると、大きな差になります。
陸上競技もそうでした。
昨日より少しだけ速く走る。
その積み重ねが、気づけば大きな成長につながっていました。
現在のブログや学習も同じです。
1日で人生が変わることはありません。
しかし、毎日少しずつ知識を増やし、経験を積み重ねていくことで、半年後や1年後には見える景色が変わっています。
だから私は、大きな成果を追いかけるよりも、小さな前進を積み重ねることを大切にしています。
毎日1%でも前に進めれば十分です。
その積み重ねこそが、自分でも想像していなかった場所へ連れて行ってくれるのです。
そして、その小さな達成感を積み重ねているうちに、不思議な変化が起こります。
「やる」が当たり前になるのです。
やると気持ちいい。
達成感がある。
少し成長できた気がする。
そんな感覚を繰り返していると、今度は逆になります。
やると気持ちいい
から
やらないと気持ち悪い
へと変わっていくのです。
これは社会人になった今も同じです。
通勤中に情報収集をする。
ブログのネタをメモする。
新しい知識を学ぶ。
一つひとつは小さな行動です。
しかし、その行動によって「今日も少し前に進めた」という感覚を得ることができます。
すると今度は、何もしない時間が落ち着かなくなります。
手が空いたら何か学べることはないか。
活かせる情報はないか。
そんなふうに自然と考えるようになりました。
もちろん、無理をする必要はありません。
大切なのは、自分なりの小さな達成感を見つけることです。
資格の勉強なら1ページ読む。
運動なら5分だけ身体を動かす。
ブログならタイトルだけ考える。
どんなに小さくても構いません。
その小さな達成感が積み重なった先に、大きな成果があります。
そして振り返ると、私が続けてこられた理由も特別な才能ではありませんでした。
小さな達成感を積み重ねることが楽しくなった。
ただ、それだけだったのです。
記録は継続の最大の味方
私が継続するうえで、もう一つ大切だと感じていることがあります。
それは、記録を残すことです。
人は変化を実感できると続けやすくなります。
逆に、どれだけ頑張っていても成長を感じられなければ、続けることは難しくなります。
高校時代の陸上競技でもそうでした。
毎日の練習は地味な積み重ねです。
しかし、タイムという記録が残ります。
昨日より少し速く走れた。
半年前より良い記録が出た。
その変化が見えるからこそ、努力を続けることができました。
現在のブログや学習も同じです。
ブログを書けば記事が増える。
学習すれば知識が増える。
アドアフィリエイトを運用すればデータが蓄積される。
どれもすぐに大きな成果が出るわけではありません。
それでも、積み上がった証拠が残ります。
私自身、通勤中に学んだことをメモしたり、考えを整理したりしています。
後から振り返ると、
「こんなことを考えていたのか」
「この時に学んだことが今につながっているな」
と気づくことがあります。
そして、その積み重ねが継続する力になります。
継続するためには、自分の成長を見えるようにすることが大切なのだと思います。
だからこそ、どんなに小さなことでも記録を残してみてください。
ノートでもいい。
スマートフォンのメモでもいい。
カレンダーに印を付けるだけでもいい。
大切なのは、自分が前に進んでいる証拠を残すことです。
その記録は、未来の自分を支えてくれる大きな財産になります。
習慣化のコツは考えさせないこと
私が継続できるようになった理由を振り返ると、もう一つ大切なことがあります。
それは、自分に考えさせないことです。
人は一日に何度も意思決定をしています。
今日は何を食べようか。
何から仕事を始めようか。
帰宅後は何をしようか。
一つひとつは小さなことですが、決断にはエネルギーを使います。
そのため、
「やろうかな」
「今日はやめようかな」
と毎回考えていると、継続は難しくなります。
だから私は、できるだけ考えなくても行動できるようにしています。
例えば、通勤電車の中です。
以前から、
「通勤中は情報収集や学習の時間」
と決めています。
マーケティングの情報を読む。
ブログのネタを考える。
スマートフォンでできる作業を進める。
何をするかを事前に決めているので、迷う時間がありません。
帰宅後も同じです。
お風呂に入る。
夕食を食べる。
パソコンを開く。
この流れが自然とできあがっています。
面白いことに、最近は妻がゲームに夢中になっていることもあり、テレビを見るという選択肢が減りました。
その結果、自然とパソコンを開いて作業する時間が増えています。
今振り返ると、これも環境の力なのかもしれません。
また、「もし○○なら○○する」を決めておくことも効果的です。
通勤電車に乗ったら学習する。
昼休みに時間ができたら書店で情報収集する。
帰宅してお風呂を出たらパソコンを開く。
このように行動をあらかじめ決めておくことで、意志の力に頼らなくても動けるようになります。
習慣化のコツは、気合いや根性ではありません。
考えなくても動ける仕組みを作ることです。
人は弱いからこそ、環境や仕組みの力を借りればいいのです。
完璧を目指した瞬間に続かなくなる
習慣化について考える中で、私がもう一つ大切だと思っていることがあります。
それは、完璧を目指さないことです。
私自身、これまでたくさんのことを続けてきました。
陸上競技。
資格勉強。
ブログ。
学習習慣。
しかし、一度も休まず続けてきたわけではありません。
疲れて何もできない日もありました。
仕事で余裕がない日もありました。
家族との時間を優先する日もあります。
それでも続いているのは、「完璧にやろう」と思わなかったからです。
多くの人は、
1日できなかった。
3日続かなかった。
だから失敗した。
と考えてしまいます。
しかし私はそうは思いません。
できない日があってもいい。また始めればいい。
それだけです。
振り返ってみると、陸上競技でも同じでした。
体調が悪い日もある。
思うように走れない日もある。
それでも翌日また練習をする。
その積み重ねが成長につながっていました。
ブログも同じです。
毎日更新できることが理想かもしれません。
しかし、1日休んだからといって積み上げた記事が消えるわけではありません。
これまで学んだ知識がなくなるわけでもありません。
だから私は、「続けること」よりも、「やめないこと」を大切にしています。
歩くスピードは人それぞれです。
時には立ち止まることもあるでしょう。
それでも前に進むことを諦めなければ、必ず積み上がっていきます。
習慣化に必要なのは完璧さではありません。
何度でも戻ってこられること。
それこそが、本当の継続なのだと思います。
変化が起こる前に人は辞めてしまう
ここまで、私が継続できるようになった理由についてお話してきました。
環境。
小さな達成感。
記録。
仕組み化。
振り返ると、どれも大切な要素だったと思います。
しかし、それら以上に大切なことがあるとすれば、
「変化が起こる前に辞めないこと」
かもしれません。
陸上競技もそうでした。
毎日練習をしても、すぐに速く走れるようになるわけではありません。
昨日より今日。
今日より明日。
ほんの少しずつしか変化しません。
それでも積み重ねていくことで、ある日ふと成長を実感できる瞬間が訪れます。
ブログも同じです。
1記事書いたからといって、すぐに多くの人に読まれるわけではありません。
10記事書いても変化を感じないことがあります。
しかし、20記事、30記事と積み重ねていくうちに、少しずつ反応が出始めます。
資格勉強もそうです。
最初は何を学んでいるのかさえ分からないことがあります。
それでも学び続けることで、ある瞬間から知識同士がつながり始めます。
実は私は、
「ぜんぜんわからない」
と感じる時こそ、一番成長している時なのではないかと思っています。
なぜなら、以前は見えていなかった課題や疑問が見えるようになっているからです。
学び始めた頃は、何が分からないのかさえ分かりません。
しかし学び続けると、
「ここが分からない」
「この意味が理解できない」
「なぜそうなるのだろう」
という疑問が増えていきます。
一見すると後退しているように感じますが、実際は逆です。
見える世界が広がっているからこそ、分からないことが増えているのです。
そして学び続けていると、ある日突然、それまでバラバラだった知識や経験がつながる瞬間が訪れます。
点だったものが線になる。
その瞬間に、これまで積み上げてきたことの意味が分かるのです。
振り返ると、私自身も何度もそんな経験をしてきました。
だから今は思います。
成果が出る人と出ない人の違いは、才能ではないのかもしれません。
変化が起こる前に辞めなかったかどうか。
わからない時期を乗り越えたかどうか。
その差なのかもしれません。
そして、この記事を書きながら改めて感じたことがあります。
私はこれまで、
「無駄なことはない」
と思って生きてきました。
しかし、今なら少し違う言い方をすると思います。
無駄なことはない。
ではなく、
無駄にしなければいい。
高校時代の陸上も。
仕事で悩んだ経験も。
資格勉強も。
ブログも。
その時は意味が分からなかったことも、後から振り返るとつながっていることがあります。
だから、今日の小さな一歩にも意味があります。
毎日1%でも前に進めれば十分です。
完璧である必要はありません。
止まってしまう日があっても構いません。
また歩き始めればいいのです。
習慣は才能ではありません。
小さな行動を積み重ねること。
そして、その積み重ねを無駄にしないこと。
それこそが、私が続けられるようになった理由なのだと思います。


