スポーツ経験は仕事に活きる?社会人になって気づいた5つの強み

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0057 自己理解・キャリア

「スポーツ経験って、社会人になって本当に役に立つのだろうか?」

学生時代、部活や競技に真剣に取り組んできた人ほど、一度はそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。

私自身、高校・大学と長距離走、駅伝に打ち込んできました。

しかし就職活動が始まったとき、その経験がまったく役に立たないように感じたことがあります。

私はずっと、「走る」「行動する」「記録で結果を示す」という世界で生きてきました。

そのため、面接で陸上経験から何を学んだのか聞かれても、うまく言葉にできませんでした。

周囲の学生が次々と内定をもらう中、

「あんなに頑張ってきたのに、スポーツ経験なんて社会では何の役にも立たないじゃないか」

と、本気で思っていました。

でも、社会人になった今はむしろ逆です。

壁にぶつかったときに乗り越える方法を考えること。
失敗したときに、自分にできることを考えること。
目標から逆算して、今やるべきことを決めること。

振り返ってみると、今の私が仕事で大切にしている考え方の多くは、長距離走に真剣に向き合っていた頃に身につけたものでした。

だから今、スポーツに打ち込みながら、

「この経験は将来何の役に立つんだろう」

と不安に感じている人がいたら、少しだけ安心してほしいと思います。

スポーツ経験そのものが仕事に活きるのではありません。

大切なのは、目標に向かって真剣に取り組み、壁にぶつかり、そのたびに考え、行動してきた経験です。

この記事では、長距離・駅伝に取り組んできた私が社会人になって気づいた、スポーツ経験から得た5つの強みを実体験から紹介します。

スポーツ経験は本当に仕事に活きるのか?

結論から言えば、私はスポーツに真剣に取り組んだ経験は、仕事にも活きると思っています。

ただし、

「スポーツをしていたから仕事ができる」

という単純な話ではありません。

大切なのは、どの競技をしていたかや、どんな実績を残したかだけではなく、

目標に向かう過程で、どんな壁にぶつかり、何を考え、どう行動してきたのか

だと思っています。

スポーツに本気で取り組んでいると、思い通りにいかないことが何度もあります。

記録が伸びない。
怪我をする。
練習しても結果につながらない。

そんなとき、本当に目標を達成したいと思えば、

「何が原因なんだろう」
「今の自分に足りないものは何だろう」
「次は何を変えればいいんだろう」

と考え、また行動します。

私自身、長距離走を続ける中で、この繰り返しを何度も経験してきました。

そして社会人になってから気づいたのは、仕事でも同じような場面が何度もあるということです。

仕事でも、すべてが思い通りに進むわけではありません。

そんなときに、

「では、自分にできることは何だろう」

と考えられるかどうか。

私は、そこにスポーツ経験が仕事に活きる大きな理由があると思っています。

スポーツで得られるのは、体力や根性だけではありません。

壁にぶつかったときの向き合い方や、目標に向かって行動し続ける習慣。

それこそが、競技を離れたあとも残り続ける力なのだと思います。

ここからは、私自身が社会人になってから気づいた、スポーツ経験から得た5つの強みを紹介します。

① 壁にぶつかっても、乗り越えるために行動する力

スポーツ経験から身についた力の中で、今の仕事に最も活きていると感じるのが、壁にぶつかったときに「どうすれば乗り越えられるか」を考え、行動する力です。

私は長距離走を続ける中で、怪我に悩まされることが何度もありました。

走りたいのに走れない。

練習を積みたいのに、痛みが出て思うように身体を動かせない。

長距離ランナーにとって、これはかなり苦しい状況です。

でも、そこで「怪我をしたから仕方ない」と諦めることはできませんでした。

大会に出たい。

もう一度思いきり走りたい。

そのためには、どうすればこの怪我を乗り越えられるのか。

当時の私は、とにかく考えて、できることを試していました。

一つの接骨院で改善しなければ、別の接骨院にも行く。

「この筋肉がこの関節を引っ張っているから痛みが出ているのではないか」と自分なりに原因を考える。

図書館へ行って筋肉や身体の構造について調べる。

自分の足に合ったインソールを作るために、遠くまで足を運ぶ。

身体の状態を良くするために、さまざまなサプリメントも試してみる。

今振り返ると、かなりいろいろなことをやっていました。

もちろん、すべてが正解だったわけではありません。

試してみても効果がないこともありました。

それでも、

「ダメだった。では、次は何を試そうか」

と考えて、また動く。

この繰り返しでした。

社会人になった今、この経験は仕事の進め方にもそのままつながっていると感じます。

仕事でも、何か問題が起きたときに答えが最初から用意されているとは限りません。

売上が伸びない。

広告の成果が悪くなる。

Webサイトから思ったように申し込みが増えない。

新しい取り組みがうまくいかない。

そんなときに必要なのは、ただ「うまくいかなかった」と受け止めることではなく、

「なぜ、うまくいかなかったのか」

を考えることです。

原因を調べる。→情報を集める。→仮説を立てる。→試してみる。→結果を見る。

違っていたら、また別の方法を考える。

こうして書いてみると、怪我を治すために必死に試行錯誤していた頃と、今の仕事で行っていることは驚くほど似ています。

私はスポーツから「壁に耐える力」を身につけたというより、

壁にぶつかったときに、乗り越える方法を探し続ける習慣

を身につけたのだと思います。

そして、もう一つ大切なのが行動することです。

どれだけ考えても、実際に試してみなければ状況は変わりません。

怪我をしていた頃も、情報を調べるだけではなく、接骨院へ行き、インソールを作り、自分の身体で試してきました。

仕事でも同じです。

仮説を立てたら、小さくてもいいから動いてみる。

その結果から、また次を考える。

壁にぶつかったときほど、考えて、動く。

この姿勢は、長距離走に真剣に向き合ったからこそ身についた、今の私を支えている大きな強みの一つです。

② 他責にせず、自分にできることを考える力

長距離走を続ける中で身についたもう一つの大きな力が、うまくいかなかったときに、まず自分にできることを考える姿勢です。

陸上、とくに長距離走は、自分自身と向き合う時間がとても長い競技だと思います。

記録が伸びなかった。
大会で思うような走りができなかった。
練習についていけなかった。

そんなとき、最終的に走るのは自分です。

もちろん、天候や体調、練習環境など、自分ではどうにもできない要因もあります。

それでも、

「自分の練習方法に改善できるところはなかったか」
「コンディションの整え方はどうだったか」
「もっとできることはなかったか」

と、自分自身に問いかけることが自然と多くなりました。

私にとって陸上は、誰かに勝つためというよりも、自分自身との闘いでした。

昨日までの自分より少しでも成長するために、何を変えればいいのか。

その繰り返しだったように思います。

この考え方は、社会人になった今でも大きく変わっていません。

仕事をしていれば、当然うまくいかないことがあります。

広告の成果が出ない。

考えた施策が思ったほど反応されない。

チームで物事がうまく進まない。

そんなとき、原因を周囲に求めようと思えば、いくらでも見つけることができます。

「環境が悪かった」
「相手が動いてくれなかった」
「条件が悪かった」

そう考えれば、一時的には気持ちが楽になるかもしれません。

でも、それだけでは次の結果は変わりません。

だから私は、

「では、自分にできたことは何だっただろう」

と考えるようにしています。

もっと早く情報を集めることはできなかったか。

違う提案の仕方はなかったか。

事前にリスクを想定できなかったか。

自分の伝え方に改善できるところはなかったか。

もちろん、すべての問題を自分の責任にするという意味ではありません。

仕事では、自分ではコントロールできないこともたくさんあります。

大切なのは、誰が悪いのかを考え続けることではなく、自分が変えられる部分に目を向けることだと思っています。

失敗した事実は変えられません。

しかし、

「なぜ失敗したのか」
「次はどうすれば同じ失敗を防げるのか」
「今の自分に何ができるのか」

を考えることはできます。

振り返ってみると、この考え方も長距離走の中で身についたものでした。

記録が出なければ、自分の走りを振り返る。

怪我をすれば、身体の状態や練習方法を見直す。

そして、次にできることを考える。

仕事になって対象が変わっただけで、今でも同じことを繰り返しています。

他責にしないということは、自分を責めることではありません。

私はむしろ、

「自分にできることがまだある」と考えること

だと思っています。

誰かや環境が変わるのを待つのではなく、自分が動かせるものを探して、次の行動につなげる。

この姿勢もまた、スポーツに真剣に向き合った経験から得た、今の仕事を支えている強みの一つです。

③ 目標から逆算して、今やるべきことを考える力

スポーツに真剣に取り組んだ経験から身についた力の一つが、目標から逆算して、今やるべきことを考える力です。

長距離走をしていた頃の私は、ただ毎日がむしゃらに走っていたわけではありません。

「何月の大会で、どのような状態まで持っていきたいのか」

という目標があり、そこから逆算して日々の練習やコンディションを考えていました。

大会直前に一番良い状態になればいい。

だから、大会まであと何週間あるのか。

今はどの程度まで練習量を上げるべきなのか。

いつから疲労を抜いていくのか。

身体の状態はどうなのか。

今日の練習は何をするべきなのか。

大きな目標から逆算しながら、「では、今の自分は何をするべきか」を考える。

当時はそれを特別なことだとは思っていませんでした。

長距離走に真剣に取り組む中で、自然と身についた考え方だったのだと思います。

そして社会人になってから、私はデジタルマーケティングの仕事に携わるようになりました。

売上目標があり、そのために必要な申し込み数を考える。

申し込み数を増やすために、Web広告やLP、アクセス数、コンバージョン率など、それぞれの数字を確認する。

四半期の目標を達成するためには、

「このまま進んだら達成できそうか」
「どこを改善する必要があるのか」
「もう一つ施策を追加しておいた方がいいのではないか」

と先を考えながら、今打つべき施策を決めていきます。

あるとき、その仕事に夢中になりながら考えていて、ふと気づきました。

「これって、陸上をやっていた頃と同じじゃないか」

と。

陸上では、

大会という目標

そこまでに必要なコンディション

練習や調整

今日やること

を考えていました。

今は、

事業や四半期の目標

達成するために必要なKPI

必要な施策

今やること

を考えています。

扱っているものはまったく違います。

一方は自分の身体やタイムであり、もう一方は売上やWeb広告、アクセスデータです。

それでも、目標から逆算して現在地を確認し、必要な行動を考えるという基本的な考え方は驚くほど似ています。

恥ずかしながら、私は社会人になってすぐにこのことに気づいたわけではありません。

デジタルマーケティングに対する情熱が、かつて陸上に向けていた情熱と重なるようになって、初めて気づきました。

陸上が大好きで、

「もっと良くするにはどうすればいいんだろう」

と毎日のように考えていた頃と、

デジタルマーケティングが楽しくて、

「もっと成果を出すにはどうすればいいんだろう」

と考えている今。

対象が変わっただけで、私は昔から同じように目標と向き合っていたのかもしれません。

この経験から、スポーツで培われるのは体力や根性だけではないと感じています。

大きな目標だけを見て焦るのではなく、現在地を確認し、必要なことを考え、

今日できることを一つずつ積み重ねていく。

この考え方は、仕事でも大きな力になっています。

そして、私自身が長距離走で身につけた考え方が、デジタルマーケティングの仕事にどうつながっているのかについては、別の記事でも詳しく紹介しています。

④ 苦しい状況でも、自分のできることを続ける力

スポーツをしていると、自分の努力だけではどうにもならないように感じる時期があります。

怪我をすることもあれば、思うように結果が出ないこともある。

それでも競技を続けたいのであれば、

「今の自分に何ができるのか」

を考えて、一つずつ行動していくしかありません。

私は社会人になってからも、この考え方に何度も助けられてきました。

特に印象に残っているのが、初めてリーダーとしてチームを任された頃の経験です。

自分なりにチームを良くしたいと思って仕事に取り組んでいましたが、思うようにはいきませんでした。

メンバーとの関係がうまくいかなくなり、陰で悪く言われていることを知ったり、信頼していた人との関係が崩れたりと、チームそのものがうまく機能しなくなった時期がありました。

当時は、とても苦しかったことを覚えています。

頑張っているつもりなのに伝わらない。

良くしようと動くほど、空回りしているように感じる。

正直、どうすればいいのか分からなくなることもありました。

それでも、どこかで私は、

「これも一つの壁なんだろう」

と思っていました。

周囲が自分をどう思うか。
誰が何を言うか。
誰かが自分の思い通りに動いてくれるか。

そうしたことは、自分だけではコントロールできません。

でも、

「自分はどんな仕事をするのか」
「会社に対して何ができるのか」
「今の状況で、自分が変えられることは何なのか」

は考えることができます。

だから私は、周囲の言葉ばかりを気にするのではなく、自分にできることをひたすら考えて、仕事を続けることにしました。

もちろん、すぐに状況が良くなったわけではありません。

それでも一つずつ仕事に向き合い、できることを積み重ねていく。

その経験を乗り越えた先で、現在は「会社に貢献するために仕事をする」という同じ価値観を持つ人たちと仕事ができるようになりました。

今振り返ると、あのとき途中で投げ出さず、自分にできることを続けた経験も、今につながっていると思っています。

そして、この感覚は長距離走をしていた頃とよく似ています。

長い距離を走っていると、苦しくなる瞬間があります。

苦しくなったからといって、その場でゴールまでの距離を一気に縮めることはできません。

できることは、

今の一歩を前に出すこと。

そして、その次の一歩を出すこと。

仕事で大きな壁にぶつかったときも、同じなのだと思います。

問題が大きすぎると、

「自分にはどうにもできない」

と感じてしまうことがあります。

そんなときほど、問題全体に飲み込まれるのではなく、

「では、今日の自分にできることは何だろう」

と考えてみる。

一つ提案する。
一つ改善する。
一つ学ぶ。
一つ行動する。

小さく見える行動でも、積み重なれば状況が変わることがあります。

私はスポーツ経験から、苦しい状況を我慢することだけを学んだわけではありません。

苦しい状況でも、自分が動かせるものを見つけ、前に進み続けること。

これもまた、長距離走に真剣に向き合った経験から身についた、仕事で活きている大切な力だと思っています。

⑤ 結果だけではなく、自分の成長を見る力

スポーツをしていると、どうしても結果が数字ではっきりと出ます。

長距離走であれば、タイムや順位という形で結果が残ります。

でも、私自身は競技をしていた頃から、誰かに勝つことを一番の目的にしていたわけではありませんでした。

むしろ、ずっと意識していたのは自分自身との闘いだったように思います。

昨日までできなかったことが、できるようになった。

以前よりも速く走れるようになった。
厳しかった練習についていけるようになった。
怪我を乗り越えて、もう一度走れるようになった。

そうした一つひとつの変化に、自分自身の成長を感じていました。

もちろん、大会で良い結果が出れば嬉しいです。

反対に、思うような結果が出なければ悔しい。

ただ、結果だけを見ていたら、スポーツを続けることはとても苦しくなると思います。

努力したからといって、必ず自己ベストが出るわけではありません。

一生懸命練習しても、思うように走れないこともあります。

だからこそ私は、

「この経験を通じて、自分は何ができるようになったのか」

を見ることが大切なのだと思っています。

これは社会人になってからも同じです。

仕事でも、結果は大切です。

売上が上がったのか。
目標を達成できたのか。
施策が成功したのか。

仕事である以上、成果から目をそらすことはできません。

でも、すべての仕事が思い通りの結果になるわけではありません。

失敗することもあります。
思ったほど評価されないこともあります。
自分では良いと思った提案が採用されないこともあります。

そんなときに、

「失敗したから意味がなかった」

で終わってしまえば、その経験はそこで止まってしまいます。

一方で、

「なぜうまくいかなかったのか」
「今回の経験で何を学んだのか」
「以前の自分と比べて、何ができるようになったのか」

と考えれば、失敗した経験も次につながります。

私自身、これまでの仕事を振り返っても、最初から何でもできたわけではありません。

分からないことを調べる。
失敗する。
また考える。
新しいことに挑戦する。
少しできるようになる。
そして、また次の壁にぶつかる。

その繰り返しでした。

でも、それは陸上をしていた頃も同じでした。

一つの目標を達成したら、また次の目標が見えてくる。

昨日まで乗り越えられなかった壁を越えたら、さらに新しい壁が現れる。

その繰り返しの中で、人は少しずつ成長していくのだと思います。

だから私は、仕事でも誰かと比べて、

「自分の方が上だ」
「自分の方が下だ」

と考えることより、

「以前の自分と比べて、少しでも前に進めているか」

を見ることを大切にしています。

スポーツで本当に得たものは、試合の勝敗や記録だけではありません。

目標に向かって努力し、壁にぶつかり、試行錯誤し、昨日までできなかったことができるようになる。

その経験を何度も積み重ねたことで、

「人は少しずつでも成長できる」

という感覚を、自分自身で知ることができました。

この感覚は、社会人になった今でも、私が新しいことに挑戦し続けるための大きな支えになっています。

スポーツ経験の強みに、就活当時の私は気づいていなかった

ここまで5つの強みを紹介してきましたが、就職活動をしていた頃の私は、これらを自分の強みだとはほとんど思っていませんでした。

面接では、

「陸上でどんなことを頑張りましたか?」

「どんな壁にぶつかり、そのとき何を考えて行動しましたか?」

と聞かれることがありました。

今振り返れば、面接官が知りたかったのは大会の記録そのものではなく、その経験を通じて私がどのように考え、どう行動する人間なのかだったのだと思います。

でも当時の私は、そこまで自分の経験を言語化できていませんでした。

怪我をしたら原因を調べる。

うまくいかなければ振り返る。

目標から逆算して今日やることを考える。

壁にぶつかったら、どうすれば乗り越えられるのかを考えて行動する。

私にとっては、それがあまりにも当たり前だったからです。

「これくらい、みんな普通にやるだろう」

と思っていました。

だから、わざわざ自分の強みとして話すようなことではないと思っていたのです。

それが当たり前ではないと気づいたのは、社会人になって多くの人と仕事をし、自分自身が人を採用したり育成したりする立場になってからでした。

同じ問題にぶつかっても、原因を調べる人もいれば、そのままにする人もいる。

うまくいかなかったときに改善策を考える人もいれば、周囲や環境のせいで終わってしまう人もいる。

そこで初めて、

「自分が普通だと思っていた考え方は、誰にでも当たり前にできることではなかったんだ」

と気づきました。

さらにデジタルマーケティングの仕事に夢中になる中で、もう一つ気づいたことがあります。

数字を見て原因を考え、仮説を立て、施策を試し、結果を振り返って改善する。

その仕事の進め方は、長距離走をしていた頃の自分と驚くほど似ていました。

そこでようやく、

陸上で身につけた考え方は、競技を辞めても自分の中に残っていた

と理解できたのです。

私が長距離走で培った考え方とデジタルマーケティングの共通点については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

だから私は、「スポーツ経験者だから仕事ができる」とは思っていません。

大切なのは、スポーツをしていたという事実ではなく、

その経験から自分が何を身につけ、それを今どう活かしているのかを理解すること

なのだと思います。

就活当時の私は、自分の強みを持っていなかったわけではありません。

すでに持っていたのに、それが強みだと気づいていなかった。

今なら、そう思います。

今、高校・大学時代の自分に伝えるなら

もし今、高校・大学時代の自分に声をかけられるとしたら、私はこう伝えたいです。

「とにかく、今できることを真剣にがむしゃらにやれ。そして楽しめ。一日一日を大事にしろ。どんなことも無駄にはならないから。」

当時の私は、将来のことを考えることも多くありました。

大学生になると、高校生の頃より自由な時間も増えます。

その分、

「このままでいいのだろうか」
「将来、自分は何をするんだろう」
「陸上を続けていて、本当に意味があるのだろうか」

と考えることもありました。

そして就職活動では、自分がこれまでやってきたことの価値をうまく言葉にできず、

「あれだけ頑張ってきたのに、何の役にも立たないじゃないか」

と思ったこともあります。

でも、今なら分かります。

あの頃の経験は、決して無駄ではありませんでした。大会に向けて、今日何をするべきかを考える。何月までに、どのような状態に持っていくのかを逆算する。うまくいかなければ原因を探す。怪我をすれば、どうすれば乗り越えられるかを考える。そして、できることを一つずつ積み重ねる。

当時はそれが特別なことだとは思っていませんでした。

むしろ、

「これくらい、みんな普通にやっているだろう」

と思っていました。

でも社会人になり、自分が人を採用したり、育成したりする立場になって初めて、

自分にとって当たり前だった考え方や行動が、決して誰にでも当たり前にできることではなかった

と気づきました。

もっと早く気づいていれば、就職活動でも違う伝え方ができたかもしれません。

でも、それも含めて今につながっているのだと思います。

現在の私は、朝の通勤時間にマーケティングの情報をインプットしたり、ブログの記事案を考えたりしています。

仕事ではWeb広告の状況を確認し、

「このまま進めば目標を達成できるだろうか」
「ここを改善した方がいいのではないか」
「もう一つ施策を打っておいた方がいいかもしれない」

と考える。

四半期の目標から逆算して、今やるべきことを考える。

その姿は、陸上をしていた頃の自分とほとんど変わりません。

当時は大会に向けて考えていた。

今は仕事の成果に向けて考えている。

対象が変わっただけです。

そして、目の前のことに一つずつ真剣に向き合ってきた結果、今では大きな責任を伴う仕事を任せてもらえるようになりました。

高校・大学時代の自分には、そんな未来はまったく想像できなかったと思います。

だから、当時の自分にもう一度伝えるなら、

「お前は今、思っている以上にすごいことをやっている。だから心配するな。」

と言いたいです。

今やっていることが、10年後にどうつながるのかなんて分かりません。

一生懸命取り組んでいることが、本当に将来役に立つのか不安になることもあると思います。

でも、未来のことを考えすぎても答えは出ません。

できるのは、

今日の自分にできることを、真剣にやること。

そしてできることなら、その時間を楽しむこと。

目標に向かって努力したことも、壁にぶつかったことも、失敗したことも、悩んだことも、乗り越えるために考えたことも、きっといつか、別の形で自分を支えてくれます。

少なくとも私は、社会人になってからそう感じる場面が何度もありました。

だからこそ、今スポーツに打ち込みながら将来に不安を感じている人にも伝えたいです。

今の経験が将来どう役立つかは、今すぐ分からなくてもいい。

大切なのは、その時間に真剣に向き合うこと。

その経験の価値に気づくのは、もしかするとずっと後かもしれません。

でも、本気で向き合った経験は、自分の中に残り続けます。

どんなことも、無駄にはならない。

私は今、そう思っています。

まとめ|スポーツ経験は、競技を辞めても終わらない

この記事では、私自身が社会人になってから気づいた、スポーツ経験から得た5つの強みについて紹介してきました。

  • 壁にぶつかっても、乗り越えるために行動する力
  • 他責にせず、自分にできることを考える力
  • 目標から逆算して、今やるべきことを考える力
  • 苦しい状況でも、自分のできることを続ける力
  • 結果だけではなく、自分自身の成長を見る力

私は就職活動の頃、陸上を頑張ってきた経験が社会で何の役に立つのか分かりませんでした。

でも今振り返ると、仕事で大切にしている考え方の多くは、あの頃に身につけたものです。

だから私は、スポーツ経験の価値は「競技をしていたこと」そのものではなく、

目標に向かって真剣に取り組み、壁にぶつかり、考え、行動し、その経験から何を学んだのか

にあると思っています。

今スポーツに打ち込みながら、

「この経験は将来何の役に立つんだろう」

と不安に感じている人もいるかもしれません。

その答えは、今すぐ分からなくても大丈夫です。

私自身、陸上で得たものの本当の価値に気づいたのは、競技を離れてずっと後でした。

スポーツの競技生活には、いつか終わりが来ます。

でも、そこで身につけた物事への向き合い方は、その後の人生にも残り続けます。

だからこそ、今できることに真剣に向き合う。

そして、できることならその時間を楽しむ。

本気で向き合った経験は、いつか別の形で自分を支えてくれる。

私は今、そう思っています。

どんなことも、無駄にはならない。

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